Shinoのひとり言

これは、ただのオレンジ色のボールだけど

このボールを見ると

あの時のもどかしい気持ちが蘇ってきた

あれは確か、妹が中学生か高校生になったばかりの頃

何かの用事で妹の部屋に入った時

押入れの隙間にオレンジ色の丸いものが

よく見ると、星がついているではないですか？！

まさか、その、まさかである

ド、ド、ドラゴンボール

星が3つ
星が5つ
星が２つ
...

なんでドラゴンボールが家にあるのだ？！

おそる、おそる、妹にたずねた

「あれ、ドラゴンボール？」

妹は言った
『あ、うん。まだ5つなんよ』っと！

私は大きく唾を飲み込んだのを覚えている

そして、その後が、あまりにも怖くて聞けなかったんだ

「7つ揃ったらどーするのか？」って

そして、それは何十年経った今も聞けていない

あの時のあのドラゴンボールは、まだあるのかなぁ？




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